痛ジャージTakaのニュージー漂流記

第12回 エイベル・タズマン編

タカカでのwoofer生活も一カ月が過ぎました。

色々な所に訪れ様々な人と触れ合い、
ゴールデンベイが私が思い描いた通りの
素晴らしい場所だという事を強く実感する昨今です。
しかしそれ以上に周りの人から話を聞く内に、
南島には数え切れない程の見所があり、
早くそれらを自分の目で確かめたいという気持ちも募ってきました。
その中の一つが本ブログでも度々登場する「エイベル・タズマン」です。
この国立公園の見所は何と言っても「エイベル・タズマン コースト・トラック」。
全長54.4kmの海岸線を3?5日で縦走するこのトラックは、
DOC(環境保全省)により「グレート・ウォークス」に指定され、
NZでも屈指の人気があります。
挑戦したいのは山々なのですが、
woofingをしている間は休みが週1?2日しか取れず、
気持ちばかりが募る毎日。
そんな折、運のいい事に私の休みの日に宿のお客さんでフランス人娘の
"グウェン"がエイベル・タズマンで日帰りトランピング
(ニュージーランドではハイキングやトレッキングを総称してこう呼びます)
するというので、一緒に行く事になりました。

グウェンの車で20分程でトレイルヘッド(登山口)に到着。
第5?6回にヒッチハイクで粘った挙句、
タタビーチの峠を越えられず辿り着けなかった
あのエイベル・タズマン。
前回タタビーチからカヤックで目と鼻の先まで
行きつつも本格的な上陸は果たせなかったあのエイベル・タズマン。
そのエイベル・タズマンに遂に、
そして何ともあっさりと着いてしまいチョット拍子抜け。
すまんなボージャ!
ですが、山登り大好きな私は足ごしらえを済ませ、
バックパックを背負うとスイッチが入り、
完全にワクワクモードへと切り替わります。
今回のコースはワイヌイビーチを始点に、
北のコースト・トラックを進んだ後に正規ルートから内陸へ外れ、
ループを描きながら「ギブズヒル」を通り元のワイヌイビーチに戻って来ます。
正味8時間の予定です。
デイパックを持ってないので日帰り登山に65?のバックパックで挑む私と、
コンパクトでライトな装備のグウェン。
対照的な装備の二人でトランピングスタート。

歩き始めて暫くして登り坂が始まります。
そこから30分登り続ける間に二つの事が分かりました。
一つ目はグウェンが健脚だという事。
軽快なテンポで歩き、
トークもよく弾むので山登りのバディとしては理想的です。
二つ目はグレートウォークスの歩き易さです。
30分以上坂を登り続けても平地を歩くのと
変わらない程度しか身体に負荷がかかりません。
理由は登山道が広くとられていて、
しっかりならしてある為です。
この整備が行き届いて、
誰でも歩き易いのがグレートウォークスたる所以なのでしょう。
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途中で「ファリファランギ」の山小屋とキャンプサイトに出くわしました。
NZ内に9箇所あるグレートウォークス。
場所やシーズンによって違いはありますが、
グレートウォークス・シーズン中(10月下旬?4月)に
山小屋やキャンプサイトに泊まる際はDOCにて
事前予約とハットチケットの購入が求められます。
特に人気のあるトラックや小屋はあっという間に予約が埋まるので、
前もってDOCオフィスかウェブサイトで予約状況の確認が必要です。
今回は日帰りなので、
いつかエイベル・タズマンを完歩する時の事を想像しながら通過。
その先に綺麗なビーチを発見、ランチ休憩にします。
グウェンに話を聞くと、
NZにはワーキングホリデーで来てもう長く、
運動好きなのもありクイーンズタウンのアウトドアショップで
働いていたそうです。
納得の健脚。
残りの滞在期間で旅行してるらしく、
南島の南にあるクイーンズタウンから車で北上してタカカに来てて、
最終的には北島も縦断予定するんだとか。
うーん、何とも魅力的なプラン…
私はタカカに来る前は北島のオークランドに住んでて、
ちょこちょこ北島を旅行してはいましたが、
南島はまだゴールデンベイしか知りません。
色々な所に行ってみたい欲がフツフツと高まってくるのを感じます…

休憩を終えビーチから出発。
暫くするとまた登りが現れます。
しかし今回も道の良さに助けられ苦もなく高度を稼ぎます。
とは言ってもコースト・トラックは海歩きメインといった感じで、
全般的に起伏は緩いと言えます。
そしてルートの北東の角に来た所で
「セパレーション・ポイント」への分岐点が現れます。
これは岬の先端へのサイドトリップで、
片道10分程度でアクセス出来ます。
折角なので行ってみる事に。
切り立った崖の上を歩いていると、
何やら変わった動物の鳴き声が聞こえて来ました。
眼下を覗き込みますが見えるのは岩浜ばかり。
と、その時グェンが「あそこ!」と指差しました。
その先には前回も登場したニュージーランド・ファーシール(オットセイ)が。
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よくよく探すと、2、3匹のシールズが岩の上でパオパオ鳴いてます。
前回カヤッキングした場所から数km離れたこの岩場。
どうやらここは彼らのコロニーの様です。
更に先に進むとセパレーション・ポイントが見えてきました。
が、残念ながら先端への下り十数mは生態系保護の為、
封鎖されていました。
穏やかな海岸線の風景を写真に収め、
元来た道を引き返し分岐点から今度は南下します。
宿で借りた5万分の1の地形図でこの先
「マトンコーブ/ Mutton Cove」へと降り立ち、
海岸線を歩く事を確認。
この"cove"という単語、
グウェンや他のヨーロッパ出身のイングリッシュスピーカーに
聞いても皆ハッキリとした定義を知らず、
説明を聞いても分かるのは海の地形を表す言葉という位で、
長い間謎の存在でした。
しかし、NZでトランピングしてると、本当によく見かけます。
最終手段の辞書で調べると「入り江・小湾」と出てきます。
入り江という単語にしても「sound/inlet/cove」等
色々あって明確な違いはよく分かっておりませんが、
とりあえず頻出単語です、コレ。
そして道は想定通り下り坂になり、どんどん海に近付きます。
そして森を抜けると眼前に広がるのは白い砂と
濃いターコイズブルーの波打ち際が光り輝くビーチ。
この美しい砂浜と自然とのコンビネーションが
エイベル・タズマンの醍醐味なのだと実感します。
澄み渡る空を仰ぎ、
波のさざめきに耳を傾けながら砂浜を歩き、
振り返ると砂上に刻まれてるのは我々の足跡のみ。
人里離れたこの場所で大自然を満喫出来る喜びを再度噛み締めるのでした。
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そして砂浜に隣接した「マトンコーブ」のキャンプサイトを発見します。
この時点ではNZのキャンプサイトが一体どんなもので、
どうやって利用するか全く分かっておりませんでしたが、
後々大変お世話になる事に…それから海岸線と内陸を行き来しながら南下します。
車で直接アクセス出来、
キャンプサイトとして人気の「トゥタラヌイ」の手前で、
今回の最高地点「ギブズヒル」への分岐点が見えてきます。
ここからは一旦グレート・ウォークから外れ、
西に向かう事になります。
やはり道は狭くなりグレート・ウォークスとの違いを再確認します。
開けた場所に出ると、
目の前に聳え立つのはこれから我々が登る丘。
標高は409mと低いものの、
海抜ゼロメートル付近からのスタートで、
勾配は先程までのアップダウンと比べてかなり急です。
こうなると荷の重い私はグウェンについていくので精一杯になります。
日が落ち始める時間になりましたが、
登りで暑くなったのでジャケットを脱ぎ登坂再開。
ここはマウンテンバイクのコースでもあるのですが、
このダートロードの急勾配をバイクで登るのは
シンドイだろうなぁ等と考えたながらひたすら登ります。
西日が強くなる中登り続けて一時間、
遂にギブズヒルのトラック上の最高地点に到達。
反対斜面を下り始めると、
赤く染まった西日とそれを水面に強く反射したタタビーチとワイヌイビーチが眼前に現れます。
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この素晴らしい光景にただ「Awesome...」と嘆息を漏らし、
太陽が放つ一日の最後の輝きに暫し魅入る二人でした。
その後コーストトラックに合流し、
沈む夕日を臨みながら緩やかに続く坂を下り、
日没とほぼ同時に今回の行程を終え駐車場に戻って来ました。

このワイヌイビーチからギブズヒルを通って戻る周回ルート。
南国情緒溢れる海歩きとちょっとした山登りの後の
美しいサンセットとのコンビネーションはデイウォークとしてオススメです。
夏だと日入りが遅過ぎるので比較的日の短い春・秋に、
一日でエイベル・タズマンの雰囲気を味わいたい方は是非挑戦してみてください。
そして今回のデイウォークを期に、
コースト・トラック縦走への決意をより固くした私でした…
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第11回 ゴールデンベイでカヤック編

前回紹介したホースライディング。

乗馬終了後、
ゴールデンベイでカヤックをやろうという話になり、
丁度休みだった私は話の流れで参加する事になりました。
というわけで、第11回。
乗馬翌日に前回とほぼ同じメンバーでカヤックをした時の話です。

場所は第6回で登場したタタビーチ、
「エイベル・タズマン国立公園」のお膝下です。
今回はヒッチハイクではなく、メンバーの車で行ったので楽々到着。
ハイシーズン前で、予約なしでカヤックを借りられました。
その際時間やカヤックの種類を選べる出来るのですが、
我々は「二人乗りカヤック/4時間 $90(一人$45)」をセレクト。
実は私、タカカに来る前にオークランドで
カヤックフィッシングを5回以上やっており、
今回のメンバーで唯一の経験者でした。
時間に関しては「もっと長い方がよくない?」
などと話し合いが行われましたが、
私が経験上「初心者がいきなり長時間漕ぐのはシンドイ!」
と具申した事でこの時間になりました。
4時間というのは漕ぎっぱなしだと長いのですが、
途中途中ビーチに降りてのんびりする時間を含めると
丁度いいだろうという計算です。
最初に服装や所持品のチェックを行います。
服装に関しては濡れても大丈夫な様に
ショーツやサンダルを履くのがベターです。
財布やケータイなどの貴重品は防水サックやケースを借りられます。
更に今回我々が借りたカヤックには蓋付き収納スペースがあり、
そこに入れれば概ね安心。
私はカヤッキング中に写真を撮りたかったので、i
Phoneを上着のポケットに忍ばせておきました。
ただ転覆せずとも多かれ少なかれ波をかぶる可能性があるので、
多少のリスクは覚悟しておいた方がいいでしょう
(事実メンバーの一人の携帯は電源が入らなくなり、
私のiPhoneの外部スピーカーの調子も悪くなりました) 。
その上からライフジャケット等を装着。
そして乗り降りやパドリングのやり方、
舵付きのカヤックだったのでペダルでの操舵方法も教わりました。
準備に30分程費やし、
ここからいよいよ4時間のカヤッキングスタートです。

ラミネートで防水加工された地図をカヤックに取り付け、
海に突入します。
空は快晴で波も穏やか、
カヤッキングには最適なコンディションです。
私は操舵手として後部座席で漕いでいるのですが、
前に座る娘(ドイツ人)の漕ぎ方は
水辺をチャパチャパやってるだけで何とも心許ない。
おもわず「女子か!」と言いたくなりましが、相手は女子。
それも初心者。ジェントルマン的にアドバイスを与え、
声を掛け合いパドリングを合わせていきます。
慣れない内はカヤックを真っ直ぐ漕ぐのも難しく、
ヨタヨタと蛇行運転してしまうのです。
海岸線沿いに進んで行くと所々岩が海面から顔を覗かせます。
ぶつからない様に慎重に転舵。
そういえば、
ガイドから今朝シール(オットセイ)がいたと聞いていたので、
岩の上などもよーくチェックします。
すると、もう一方のチームのカヤックに異変が。
舵の不調らしく、延々と小さな円を描く様に回りだしました。
埒があかないので、私のチームが横付けして引っ張り、
近くの浜に上陸します。
調べてみると舵が取り舵のままロックされています。
我々だけではどうしようもない為、
電話で応援を呼ぶとガイドが30分で来てくれるとの事。
開始早々のトラブルには参りましたが、よく見たらこのビーチ、
こぢんまりとはしてますがとても美しく、
歩いて来られない場所にある為、さながらプライベートビーチの様。
RPGゲーム何かでは、後半海からアクセス出来る様になってから来ると、
レアなアイテムやモンスターが出現しそうな場所です(笑)
 すっかりこの雰囲気を気に入った我々は、
 写真撮ったり遭難ごっこしたり
 皆でジャンプしたり果物食べたりとのんびり過ごします。

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そんなこんなしてると、カヤックに乗ったガイドが救援に到着。
舵のロックをあっさり解除して問題解決。
「こんな簡単なら電話だけで済んだのでは?」
と思いつつもこの待ち時間はサービスしてくれるとの事で、
寧ろ得した気分に。
再び大海原へと漕ぎ出します。
岩のトンネルやマッスル(ムール貝)の養殖プラントを通り過ぎると、
遂にエイベル・タズマンが目と鼻の先に見えてきました。
しかし、午後になり次第に風が出てきます。
波が立つので風はカヤックにとって大敵です。
このまま奥深くまで突き進むか迷う所ですが、
帰りの時間や天候を考慮すると慎重な判断が必要です。
そして何より私以外みんなバテバテになっており、
寧ろ全会一致で引き返す事に賛成(笑)
ここでも「女子か!」と思わずにいられませんでしたが、
相手は皆女子。
逆らえません。
浜で再び小休止を取った後にタタビーチに戻る事になりました。
休憩中に気付いたのですが、この時間干潮から満潮へと切り替わる所で、
どんどん潮が満ちて来ます。
ともすると浜に上げてたカヤックが流され始めるので気を抜けません。
休憩を済ませ、後はタタビーチへと戻るだけ。
再びマッスルプラントを通り抜けて行きます。

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岩のエリアが見えてきました。
潮位が増した事で、
通れなかった岩の間が通れる様になってたりと、
行きの時との変化が見られます。
操舵も小慣れて来て、
岩の間を縫う様に快調にカヤックを滑らせて行きます。
すると岩上に何か見えます。

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ついに発見!
ニュージーランド・ファーシールのお目見えです!
午後の朗らかな太陽の下、日向ぼっこを楽しんでいました。
カヤック上という低いアングルから岩の上で
寝そべってるシールを撮影したので写真で見るとイマイチですが、
実際に間近をしかもカヤックで通ると中々乙な物であります(笑)
天候も落ち着き残りのストロークを優雅に時に波に身を任せ、
時に自然の織り成す様々な音に耳をすませながらフィニッシュ。

ゴールデンベイはタタビーチだけでなく、
エイベル・タズマン内でもカヤックやボートツアーがあります。
気候が良く波が穏やかなのがその理由でしょう。
皆様もこの贅沢なロケーションで
是非アウトドアアクティビティに挑戦してみてください。

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第10回 人生初のホースライディングに挑戦編

第10回、「本ブログも遂に二桁目に突入!」という事で特に感慨に浸るわけでもないTakaです。
皆様こんにちは。
今回は人生初のホースライディングに挑戦して来ました。
そう、文字通りの乗馬でございます。
きっかけはバックパッカーのお客さんの一人が近くで乗馬が出来るというので、
彼女と私と私の同僚の3人でやろうという話になり、
そこにもう一人のお客さんが乗馬の参加と共に車で乗せて行ってくれる事になりました。
場所は車で北に15分走った所にある厩舎。
数あるオプションの中から我々が選んだのは、ここをスタート地点として乗馬を開始。
東の海岸まで行き、ビーチを軽く馬で散歩した後に厩舎に戻る2時間$75のコース。
乗馬はPS3/Xbox360用ゲーム「レッド・デッド・リデンプション」
(GTAでお馴染みのRockstar Gamesの西部劇オープンワールドアクションアドベンチャー。
2010年ゲームオブザイヤー受賞。そして筆者にとってもこの年イチオシの作品。
このゲームについて語りたい事はまだまだあるので次の機会に…
いや、ブログの主旨が変わるのでやりません(笑))でしか経験のない私(←ゲーム内の話)。
「馬が暴走してロデオの様になったらどうしよう」などと一抹の不安を覚えつつ、鞍に跨ります。
しかし心配無用、どの馬もよく調教されています。私のは老馬でしたが、
非常に落ち着いていて、安心して身を任せる事が出来ました。
馬術や馬とのコミュニケーション方法を教わり、いよいよ歩き出します。
初心者組の私は、最初は調教師に手綱を引かれながらでしたが、
慣れたら自身でコントロールを任せてもらえました。
ただここで重大な問題が起こります。
私の馬が事あるごとに道端の草を食み始め、歩行を中止するのです(笑)
その場合は手綱を反対に引き、馬の腹を両脚で締め付ける事で歩行を促すのですが、
私の馬はどうやっても言う事を聞きません!
他の馬と比べても明らかに高頻度で、
しかも手当たり次第葉やら草やら茎やらを食べまくるので、非常に手を焼きます。
文字通り「道草を食う」だな、などと呆れつつも妙に納得。
そして何よりこの性格はまさに自分のものとソックリ(笑) 責めるに責められません!
そんなこんなでビーチに到着。穏やかな夕暮れ時を愛馬と共に黄昏れるのでした。
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そして厩舎に戻り初めての乗馬体験を無事終了。
やってみて分かったのは、初心者なら2時間で十分という事です。
というのも復路の段階になると、ずっと踏ん張り続けた膝が痛くなり、
それ以上乗り続けていたら軽い拷問の様になっていたからです(笑)
ガイドに乗馬中の写真を撮って貰えたのですが、当日浜風が冷たかったのと、
馬上でジャケットを脱ぎ着してる余裕が無かったので、
今回ジャージ写真は馬を愛でている時の物です。
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第9回 "ビー"とのタカカ散策編

第9回もアメリカ人の同僚"ビー"とのタカカ散策の話です。
今回は自転車で約40分の場所にある洞窟を探検して来ました。
この洞窟は我々のバックパッカーのエリアガイドに"Cave"と表記されております。
最初の想定では着いたらすぐそこに洞窟があると思ってたのですが、
入り口の看板を見ると洞窟まで一時間歩く必要がある事が判明しました。
第6回で起きた悲劇から一週間。
私の右足は日常の歩行は問題なく出来る位に回復してはいたのですが、
ここで予期せぬウォークウェイの登場に多少の不安を覚えます。
そして更なる想定違いは、同じく第6回の教訓から
万一洞窟中が水浸しで濡れてもても大丈夫な様にクロックスを履いてきたのですが、
それも完全に裏目に出たという事です(笑)
しかしこの日は天気に恵まれ、足場も良く、道は非常に歩き易いです。
辺りの景観も何やら雰囲気に満ちていて、
これから森の奥深くに眠る洞窟を目指すんだという気分を盛り上げてくれます。
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20分程平坦な道を進むと登りが見えてきます。
多少急な勾配ではありますが、トラバースしながらずんずん進んでいきます。
登り始めて15分、目の前に突然洞窟の入口が現れました。
「アレ、もう着いちゃった⁉︎」時計を見ると30分強しか経過しておらず、いささか拍子抜け。
しかし、本番はここから。眼前には冷え冷えとした空気を漂わせながら、
「余の眠りを覚ますのは汝等か!」といった感じで洞窟が大きく口を開いています。
まるで我々の闖入を拒むかの様です。
ただここで引き下がる訳にはいきません。
こっちは元より足に手傷を負った身。
たとえ足の二本や三本獲られ様とも、刺し違える覚悟です。気が引き締まってきました。
一体どんなアドベンチャーが我々を待ち構えているのか⁉︎ヘッドライトを
装着し、いざ突入!
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目の前にはご丁寧にも階段と物見台。
「クソッ、舐めやがって!どうせここから水の中を這う様に進ませる気なんだろ⁉︎
上等だぜ、コウモリだろうが濁流だろうが何でも来い!」
眼下には黒々とした空間が続いています。
意気揚々と物見台の手摺を乗り越えようとする私にビーが一言。
「This is the end.」
ポカンとする私はこう言うよりありません。
「Is it!?」
そう、洞窟探検がメインだと思っていた私の期待とは裏腹に、
この探索のメインはその前の小一時間のウォーキングだったのです! 
そして看板にあった一時間の表記も何の事はない、
洞窟までの往復に掛かる時間でした(笑)
コレが全貌。
そんでも中々雰囲気あって良かったっすよ。
「いやー、もうアレだね。洞窟恐るるに足りずって感じだね」
といった感じで自転車で宿への帰路に着く我々でした。
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第8回 ロトタイビーチ編

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皆様どうもTakaです。
第8回は新しく入ったWoofing仲間と
「ロトタイビーチ」に訪れた時の話です。
彼の名前は通称"B(ビー)"
カルフォルニア出身のアメリカ人です。
この度は3カ月の休暇の最初の1カ月を
ここタカカでWooferとして過ごし、
後の2ヶ月であちこち旅行する為にNZに来たそうです。
彼は荒々しくもジェントルマンで且つフランクな性格で、
いかにもアメリカンといった感じです。
自分の事をしょっちゅう「ヤンキー」と揶揄したり、
私がそれに乗っかって「このヤンキーめ!」と言っても
一緒になって笑ってくれるので、
直ぐに打ち解ける事が出来ました。
ビーが我々のバックパッカーで働き始めて5日経ち、
仕事にも慣れた頃、
午後の時間を使って
二人で「ロトタイビーチ」に行く事になりました。
ここはタカカから最も近いビーチなので、
私も仕事初日の午後にジョギングで来た事があります。
正直言うとビーチとして特筆する事はないのですが、
軽い散歩や潮干狩りなんかには
いい場所ではないかと思います(笑)
長閑なタカカの景色を眺めながら自転車を飛ばして20分、
ビーチに到着。浜に寝そべりながらお互いの事を話したり、
のんびりとした時間を過ごしました。
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私が2年前にスペインの巡礼路「エル・カミーノ」を
一ヶ月掛けて900km歩いたと話すと、
カミーノの事を知っていたビーは
私の事をしきりに「Savage!」と言います。
意味を聞くと、ビーストの様なものだとの事。
そして今後の起こる数々の出来事を通して、
この「savage」が
私を形容するのにピッタリな言葉となるのでした。
ビーに関しては、
ボディボードが趣味で休日は
アメリカの西海岸でよく波乗りを楽しんでるそうです。
NZにもそういった名所は多いらしく、
タカカでの滞在が終わり次第
クライストチャーチで予約してるレンタカーを拾い、
各地でボディーボーディングを楽しむ予定なんだとか。
さらに、もう一つの目的がトレッキング。
そしてこの時は知る由もありませんでしたが、
これが私の今後に大きな影響を与える事になるのでした…

今回のミスショット
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キャプション: 外国人に写真お願いすると、取り直して貰いたくても中々言い出せないよね(あるある)

byTaka

 

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第7回 さらばボージャ??バレンシアの星はタカカの夜空に消ゆ!編

前回、前々回登場したスペイン人「ボージャ」。
愛されキャラとして、当ブログの
レギュラーキャラクターにすっかり定着しそうな今日この頃。
早速第7回、始めて参りましょう。タイトルは
「さらばボージャ??バレンシアの星はタカカの夜空に消ゆ!」です。

はい、残念ながらボージャは今回で消えます(笑)
キウイ果樹園での剪定の仕事が終わったので、
長らく滞在した我がバックパッカーから出て行く様です。
そしてわざわざスペインから
自転車を空輸して持って来たボージャは、
来る日の午前中、愛車を輪行する為に分解していました。
私も日本ではロードに乗ってたクチなので、
折角ならとクリーニングを手伝う事に。
「サスペンションには絶対触るな!
コッチで一回壊れて修理に結構な金掛かったから」などと
言われつつ、各部を黙々と拭きあげる二人。
途中「何でボージャのチャリをこんな一生懸命フキフキしてんだ?」
と20回程疑問に思ったものの、
ボージャの自転車に我が愛しのキャノンデールの姿を重ね、
日本での日々を懐かしむ私でした。
さらに思い出されるのはボージャとの日々。
散々罵り合いながら
も、一緒にヒッチハイクやバーベキューを楽しんだり、
ピザの作り方を教わったりと、
私のタカカでの生活におけるムードメーカーとも言えたこの男。
その別れを目前にし、
哀愁とも寂寥とも付かない思いが込み上げて来ると共に、
"一時代の終わり"をひしと感じるのでありました。
一頻りメンテナンスも終わり、
「どうだい?今日でお別れだけど、最後に少しは役に立てたかい?」
といった気持ちの私。
そんな私にボージャが放った言葉は「もう十分だ」の一言。
くるりと私に背を向け、淡々と輪行準備を進めます。
「何だよ!ありがとうの一言もないのかよ。
もうお前の頭には次の生活の事しかないワケ?
俺たちの日々は何だったんだよ??」
突如受けた裏切りとも言えるボージャの冷酷なその態度。
私は傷付き深い悲しみを覚え、
足早にその場を去ろうと踵を返します。
その瞬間、ボージャがおもむろに自転車のフレームを跨ぎ、
声高々と雄叫びを上げたのです。
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頭にはヘルメット、身に纏うは「イカ娘ジャージ」、
そしてタイヤのないボディ。
しかし悠然としつつも躍動感のあるその姿は、
見えないタイヤでタカカの大自然を疾駆するかの様。
その時私は気付きました。
これはヤツなりの私への感謝と友情の表現なのだと。
ありがとうボージャ、スペインは
バレンシア州アリカンテより来たこの男の未来に幸あれ。
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本稿の出来事は事実に基づくものでありますが、
その際の当方の心理描写はフィクションです(笑)
あと、彼もワーキングホリデーで
まだニュージーにはいるので、
いつかまた何処かで会えるかもしれません。
ま、わざわざ会いに行く気はありませんけど!

次回予告。「助っ人外国人"B"!ヤンキー来襲??」ご期待ください。
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byTaka

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第6回 ボージャとのヒッチハイク編

前回のあらすじ:
 ニュージーランドの田舎町タカカのバックパッカーで働くTakaは、
そこで出会ったスペイン人「ボージャ」とエイベル・タズマン国立公園へ
ハイキングしに行く事に。交通手段はヒッチハイク!
人生初の試みは果たしてどうなる⁉︎
Taka
午後1時、目的地(の入口)まであと12km。
タカカからポハラビーチまでの道のりで
一発ヒッチハイクを決めたものの、
その後は泣かず飛ばずの閑古鳥。
交通量は進めば進む程先細り、
そんなら歩くより仕方がないといった感じで
徒歩行軍を再開する我々でありました。
それでもNZ南島のよく晴れた午後は歩いているだけでも心地良く、
ついヒッチハイクやハイキングの事など
忘れてしまいそうになります。
そしてさらに30分歩き辿り着いたのは「タタビーチ」。
エイベル・タズマン一歩手前、
ゴールデンサンドの綺麗なビーチです。
このゴールデンベイはカヤックでも有名なエリアですが、
聞けばここタタビーチからも貸カヤックに乗れる為、
夏場は特に人で賑わう様です。
ようやく一つ大きなチェックポイントに到達した喜びから、
ビーチではしゃぐアラサーの男二人。
自撮り
自撮り
ボージャの小型カメラGoProで写真撮ったり近所の犬と遊んだ後、
次の行動に移ります。
「だいぶ来たしここまで来たらあと一息だろう」と、
エイベル・タズマンに続く道路を歩き進めると、
目の前に聳える九十九折の上り坂。
トレイルヘッドまでは10km。
この時間からでも行けなくはない距離ですが、
ここに来てまさかの激坂登場…
ボージャも「車なら5分で越えられるが、
歩いたら何分掛かるか分からん」とやはり渋い顔。
流石に帰りの時間を計算すると、
ここはヒッチハイクするしかないとの結論に至ります。
しかしここでも問題発生。
我々の進行方向を走って来る車の殆どが
タタビーチ止まりという事が判明します。
半分がビーチ目的の人々、残りが地元住民といった感じです。
そうこうしてる内に時計は2時を回り、焦り始める二人。
粘ってヒッチハイクでエイベル・タズマンに行く事は可能だとしても、
ハイキングを始めるには遅い時刻。
ましてトラックを進めば進む程、帰りが厳しくなる状況。
そして忘れてはいけないのは、
私は翌日普段通り朝からクリーナーの仕事があるので、
タカカのバックパッカーに帰らなくてはいけないという事実と、
ボージャはウィークリーレートで
宿代を既に支払っているので帰りたいという事実(笑)
 2時半までに車を拾えなかったから、
エイベル・タズマンは諦めて引き返そうという決断を下します。
数分に一台のペースでしか現れない車。
10分、15分と時間は無情に経過していき、
タイムリミットは刻一刻と迫ります。
それでも車は我々の目の前の交差点で折れ、
タタビーチへと吸い込まれていきます。
半ば諦め半分になったボージャは木登りを始める始末。
木登り
そして遂にタイムリミットを経過、撤退を決定しました。
幸いにしてタタビーチから帰る車はそこそこあり、
タカカ行きの車もすんなりと拾う事が出来ました。
帰りの車中、「俺たちは負けたんだ!」と
今日の敗退に悔しさを滲ませるボージャは、
突如「ポハラビーチで降りて、引き潮の浜を歩いてタカカを目指そう!」
と言い出しました。元来歩く事が好きな私も、
ハイキングが出来ず物足りなかったので、
一も二もなくそれに同意。
およそ二時間前にいたポハラビーチに再び降り立ちます。
そしてこれが後々大きな失敗を生み出す事に…
ボージャ
干潟を歩くというのも人生でそうそう無い経験なので、
楽しみながら歩を進めると川にブチ当たります。
川幅は15m程度。流れが速く、
水深も歩いて渡るには少し深そう。
しかし、タカカに最短ルートで帰る為には
この川を避けては通れません。
渡れそうな箇所を探す為に、
ボージャはぬかるんで来た川岸を靴を脱ぎ、
裸足で遡上を開始します。
私はただのハイキングにも関わらず、
ゴアテックスで防水、しかも縦走用のレザーブーツに
タップリ撥水剤を効かせた物を履いていたので、
そのまま歩く事も出来たのですが、
一端中に水が入って濡れると性質上、
乾きにくく不快になるのでボージャと一緒に脱ぐ事に。
今思い返せば、単純に泥々になったブーツを
メンテナンスするのが面倒臭かっただけの気がしますが…
あ、あと結構いい値段したんで、
あんな所でキズを付けたくなかったのかも(笑) 
そしてこれが直後に悲劇を生みます!
所々水に浸かる場所があり、
その冷たさに驚く私。さらに厄介なのは、
川といえどもこの辺りは満潮時には完全に海の底。
一帯は貝殻の山が、
まるで剣山の様に砂の上に突き出しています。
そこを裸足で歩くと、
飛び上がる程の痛みが足の裏を襲います。
数十m歩いては休み、
また歩くという動作を繰り返している内にも、
痛みをさほど感じていないのか
ボージャはどんどん先へ進んでいきます。
いよいよ水をかき分け中洲へと突き進むボージャ。
冷水が痛みとなり私を苦しめるものの、
何とか後を追います。
どうやら渡河ポイントを定めた様子。
彼を先頭に川を突っ切ります。
相変わらず川底は貝殻が敷き詰められていますが、
ここまで来るともはや貝のせいなのか
水温のせいなのかも分からなくなる程の足裏の痛み。
悪態をつきながら、
何とか10mの川幅を渡り切りました。
ホッと一息つき、
寒さで完全に麻痺した足を乾かします。
靴下とブーツを履きタカカへの道路に出て、
あとは道なりにすすむだけです。
宿まではまだ一時間位歩かなければならないものの、
最大の難所は抜けました。
「これ以上怖いものは無いぜ!」
と意気揚々と歩き出した矢先、
足に違和感を覚えます。
左足の感覚は寒さから回復して元に戻ったものの、
右足の裏だけ何故か痺れが引きません。
そして歩く内に痺れから痛みに変わっていき、
足を引きずる様にしか歩けなくなりました。
大きな道と合流した所で我々は再び車を拾い、
最後の数kmを消化。無事、宿へと帰り着く事が出来ました。
シャワーを浴びてる時に痛みの原因が判明します。
右足の裏が5cm程のパックリと切れていたのです。
出血は以外に少ないものの、
よく見たら靴下にも血が滲んでいます。
宿のボスに傷を見せたら思いの外大事になり、
簡単な手当を受けた後、
明日状態が悪くなってたら病院に連れて行くと言われました。
幸いにして、宿泊客の中に
看護師をされてるフランス人のご婦人がいらっしゃり、
ご持参の救急キットでプロによる処置をして貰えました。
その後経過は良好だったものの、
二週間運動が出来ずアイタタといった感じでした。
そしてボージャからは
「何でそんなクソ高い防水ブーツ持っといてケガしてんだ?」
「お前はバカか?」と暫くの間からかわれたのでした。
今回の教訓は、"貝だらけの川は裸足で渡るな"です!
ところで前回掲載したサムズアップの写真、
足元をご覧ください…
こやつ、クソ高い防水ブーツではなくクロックスを履いてます。
実はこの写真、別の時間軸で撮られたもの。
ええ…このブログ、
こういった小細工を今後もドシドシやっていく予定です(笑)

今週のオフショット: 
道中、草を与えようとして馬にガン無視されるボージャ。
馬とボージャ

byTaka

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第5回 ボージャ

皆さま、どうもTakaでございます。
第5回のキーパーソンは、
前回の予告で登場した"謎のスペイン人"こと「ボージャ」。
今回は彼と「エイベル・タズマン コースト・トラック」を目指した時の話です。

ボージャは私の働くバックパッカーのお客さんで、
タカカのキウイファームで剪定の仕事をしています。
私がここに来る二ヶ月以上前からいる長期滞在客です。
スペインで一ヶ月程旅をした事のある私は、
ボージャとすぐ仲良くなりました。
この日は彼の休日で、
私の仕事が終わった午後からハイキングすべく、
ニュージーランドで年間最も観光客の訪れる
「エイベル・タズマン国立公園」に向かう事になりました。

我々のチョイスした移動手段は「ヒッチハイク」!
実はニュージーはヒッチハイクに寛容な国で、
多くのバックパッカーが旅費節約の為に利用しています。
聞けばNZでの豊富な
ヒッチハイク経験があると豪語するボージャ。
対して私は人生初の挑戦、あまつさえここは海外!
「一体どうなるんだ」という期待と不安がありつつも
、「まぁ、ボージャに任せときゃ大丈夫だろ」という
適当な気持ちで臨みました(笑)

ヒッチハイクを行うにあたり、
まずはポイント選びから始まります。
大切なのは目的地に向かうであろう車が
より多く通過する場所で、
如何にドライバーの目に止まるかです。
ボージャおすすめのポイントに到着後、
早速ヒッチハイクを始めます。
交通量はそこそこあり(あくまでも田舎基準ですよ!)
我々の進行方向への車も割と流れています。
「こりゃ案外楽にいけるんでない?」と
お気楽な気持ちで、ドライバーの警戒心を
解きほぐすべく満面の笑みで親指を掲げます。
サムズアップ
...が、15分経てども
一向に車が捕まる気配がありません。
過ぎ去る車は十を超え、二十に迫ります
。ドライバーの反応としては三通り程あり、
多いのが笑顔で顔を竦めるパターン。
脳内変換すると、
「乗せてもいいんだけど、目的地が違うからねぇ。でも頑張って!」
…なるほど、確かにヒッチハイクに寛容らしい。
これならスルーされる側としても気持ちがイイや!
そしてこれまたよく見るのが、
左右どちらかを指差すパターン。
これは恐らく、「近所に住んでるから」って事かなと解釈しました。
実際通り過ぎた後、脇道にそれていく車が多かったです。
これはしょうがない。
そして最後はガン無視。
これが精神的に堪える!
向こうが文句を言われる筋合いはなくとも、
こっちは「愛想の一つも見せんかい!」と
理不尽な逆ギレしたくなります(笑)

「普通はどの位で拾えるの?」と聞くと、
「早けりゃ10分、場合によっちゃ1時間以上掛かる」と
渋い顔で返答するボージャ。
どうやら状況を鑑みると、余り芳しくない様子。
この時間帯にこの場所を通る車は基本的に近隣住民のもので、
我々が狙う「エイベル・タズマン直航便」は
極めて少ないみたいです。
トレイルヘッド(登山口)に向かう車を拾うなら
午前中が狙い目なんだとか。道は険しいと実感…
エイベル・タズマンまでは車で20分強。
歩くには全くもって遠いものの、
少しでも目的地に近づきつつ
より良いポジションを見つけるべく
サムズアップしながら前進する事に。
すると5分と経たない内に、
地元のおばちゃんドライバーがあっさり止まってくれました。
「エイベル・タズマンの手前のポハラビーチまでだけどいい?」
と言われ了承し、同乗させて頂きました。
世間話をしながら走る事10分でビーチに到着。
これで8km程前進した事になります。
初のヒッチハイク成功!
私は特に大して何もしてませんが(笑)

 しかしここからが本番。
何故なら開始当初にボージャから、
「ポハラまで行く車は多い、そこから先が大変だ」と
言われていたからです。
未だ道半ば、時刻は12時半。
まだ時間はあります。ヒッチハイクを続行!
ビーチ
…がしかし、ここにきてやはり
行き交う車がグッと減った事に気付きます。
さらにそもそも交通量が少ない上に、
全く止まってくれる気配がありません。
ここからは目的地まで海岸沿いを道路が続いています。
いかにも南国のビーチといった風情のある景観です。
こうなると私の性格上、
ジッと突っ立ってヒッチハイクしてるのが
面倒臭くなってきます^^; 
ボージャに徒歩ヒッチハイク案を具申し、
再度前進を決定しました。
そしてダベりながら歩いてると、
30分で展望台に到着。
ボージャ
奥に見える突端が我々の目的地
「エイベル・タズマン」の一部で、
手前に見えるモジャモジャが我が愛すべき悪友
「ボージャ」の一部です(笑)
 隣にいた観光客の家族に写真をお願いしました。

さて、この時点で
エイベル・タズマンまで15km近く残しています。
そして何より目的はハイキング。
まだ我々はトレイルヘッドにすら
到達していないのです!
果たしてTakaとボージャは、
彼の地に足を踏み入れる事が出来るのか…??
次回、乞うご期待??
(思いの外長くなっちゃったので記事を分割する事にしました笑)

今週のオフショット
"Taka, hurry up! Are you a stupid?" 
"Shut your mouth Borja! Estu'pido!!" 
Taka
Taka

by Taka

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第4回 ゴールデンベイ

第4回です、皆さまこんにちは。Takaです。
今回はニュージーランド南島の北端
「ゴールデンベイ」について解説します。

この場所は17世紀にオランダの航海者
「エイベル・タズマン」により
「Murderer's Bay: 殺人者の湾」と名付けられたものの、
19世紀に内陸部で金が見つかった事から
現在の名前に変わったそうです。
私がいるタカカもゴールデンベイエリアにあります。
ゴールデンベイで人気のスポットは、
第1回で取り上げた「ププ・スプリング」や
南島最北端「ケープ・フェアレル」、ケープ・フェアレルから
東に35km東に伸びる砂嘴「フェアレル・スピット」
また、トランピングコースでは
(ニュージーランドではトレッキングの事をこう呼びます)
DOC(環境保全省)により
"グレート・ウォークス"に指定されてる「ヒーフィー・トラック」と、
先程登場したオランダ人航海者の名前にちなんだ
「エイベル・タズマン コースト・トラック」が有名です。
ニュージーランドは南半球にある為、日本とは逆で南に行けば行く程
寒くなっていく訳ですが、南島でもゴールデンベイは
日照時間が長い事から比較的温暖な環境にあります。
夏にはトランピングやカヤック等を楽しむ為に、
多くの観光客が訪れます。
夏といえば、北半球と南半球は季節が真逆。
日本はこれから冬を迎えますが、
ニュージーランドはクリスマス頃からの1、2ヶ月が夏本番です。
今後、世界各国からツアーリストが
これらの観光地に続々と押し寄せて来る事でしょう。
そして、今回私が訪れたのは
タカカのメインロードを北に車で40分程行った所にある
「パカワウ・ビーチ」です。
普段はひっそりとした場所ですが、
夏には宿やレストランが開き、観光客で賑わうらしいです。
この今はまだ静かで、広く美しいビーチをジョギングして来ました。


写真をご覧になってお気付きでしょうか?
この時間パカワウビーチは干潮(low tide)の真っ最中でした。
ニュージーランドの浜は遠浅な所がとても多く、
潮位の変化が極めて激しい事で知られています。
干潮と満潮では同じビーチでもその様相が大きく異なる事も。
干潮時だけアクセス出来る道もあったりします。
その為、潮の周期表(tide table)が
スーパーのレジで普通に売られてる程(笑)
 また遠浅ゆえに、潮の満ちるスピードが物凄く早いです。
聞いた所によると6秒で1mというデータもあるんだとか。

皆さんニュージーの浜でウッカリして、
気付いた時には既に海に囲まれてた何て事の無い様
気を付けましょう!(経験者)
潮が満ちて来てる所です。凄い勢い!
今回は浜で出逢ったクライストチャーチから
旅行で来たおじさんに写真を撮ってもらいました。
息子さんが日本の大学に行ってたらしく、
ニュージーや日本の事など世間話を楽しみました。
このおじさんは今からロードを始めるには少々お歳を召してましたが、
こうやって海外でもアニメジャージが
徐々に浸透していければいいですね〜。
Takana
そして唐突な次回予告!謎のスペイン人現る...‼︎
謎のスペイン人

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第3回 Grove/ グローブ

皆さまどうもTakaです。
さぁさぁ第3回、張り切って参りましょう。
今回ご紹介するのは「Grove」です。

この単語を辞書で引くと「林」とか
「(散策に適した下生えのない)小さな森」などと出てきます。
といってもここはただの林ではなく、指定保護地区としてDOC
(Department of Conservation: 環境保全省)に管理されております。
このDOC、ニュージーランドで
山登りをする上では切って離されない存在です。
今後頻出するであろう言葉なので、
宜しければ頭の隅に留めておいていただければと思います。
閑話休題、Groveに話を戻しましょう。

タカカから自転車で20分程のクリフトンという町に位置するこの場所、
短い周回状の散歩道と展望台が主な見所です。
私の滞在中の宿にあるガイドマップにも
漠然とGroveとして記載されているのですが、
いまいちイメージも湧きません。ある晴れた昼下がり、
クリーナーの仕事が終わり暇を持て余していた私は、

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 散歩道を歩き始めて評価が一変、
いい意味で私の期待は裏切られました。

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切り立つ岩に根を張る植物と、
これぞニュージーランドという様な生い茂るシダによって反射された光。
そして重層的に絡み合う木々によって色濃く落とされた陰影。
この自然と光によって生み出される独特の雰囲気に、
ものの数分そこを歩いているだけで
異国の地にいる事を改めて実感させられました。 

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極め付けは切り立つ岩の隙間から射し込む太陽光と
その先に広がる展望台から見えるパノラマです。
ニュージーランドの長閑な牧草地と、
引き潮によりはるか遠くまで連なるビーチを望む事が出来ました。 
15分程度でしたが、もっと歩いていたいと思わせるコースでした。

時間を掛けず南国の山歩きの雰囲気を楽しめる為、
空いた時間に訪れるのに丁度いいのではないかと思います。 
皆さまも良い日和にタカカにて時間を持て余した際は、
昼下がりのひと時をGroveで過ごしてみてはいかがでしょうか?
実は最初に一人で来た時は周囲に誰もいなかったので、
後日宿の皆と一緒にジャージの写真を撮る為に再び訪れました(笑) 

IMG_4179.JPG

by Taka

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